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光回線は使い放題?モバイルWi-Fiルーターやホームルーターとの違いとは

光回線は使い放題?モバイルWi-Fiルーターやホームルーターとの違いとは

インターネットに接続する上で、光回線がよいのか、それともモバイルWi-Fiルーターやホームルーターなどのモバイル回線がよいのか、それぞれの違いがわからない人もいるかと思います。
今回の記事では、インターネット回線の違いについて説明し、光回線とモバイル回線のどちらが自分に合っているのかを判断するために必要な情報を紹介します。

光回線とモバイルWi-Fiルーター・ホームルーターの違い

光回線やモバイルWi-Fiルーター、ホームルーターなど、名前は聞いたことがあっても実際にどのような違いがあるのかわからないという人もいるのではないでしょうか。光回線とは、光ファイバーケーブルを利用して電波の通信を行う仕組みで、ガラスやプラスチックで構成された繊維(光ファイバー)を通します。一方、モバイルWi-Fiルーターやホームルーターは物理的な電波の通信ではなく、携帯電話基地局の電波を利用した無線データの通信になります。

 

つまり、データ通信を物理的なケーブルを通して行うのが光回線、無線で行うのがWi-Fiルーターやホームルーターなどのモバイル回線です。

 

例えば、NTTドコモにおいては、モバイルWi-Fiルーターは、5G SA(Stand Alone)対応のSH-54Cなど、複数機種が発売されております。ご興味ある方は公式サイトにてご確認ください。また、ホームルーターにおいては、5G対応ホームルーター home 5Gを展開しております。こちらもご興味ある方は公式サイトにてご確認ください。

では、モバイル回線はサービス提供会社によって、データ容量が無制限のプランもありますが、これに対して光回線の場合はどうでしょうか。次にこの点について、みていきましょう。

 

光回線は無制限に使い放題なのか?

結論からいうと、光回線業者によって異なります。たとえば、「auひかり」や「ピカラ光」は利用状況によって制限を設けてます。光回線は、速度の速い回線とはいえ、大量の通信が同時に発生すると通信の混雑が発生し、他の人の通信の妨げになります。これらの品質低下を防ぐため、「auひかり」では1日あたり30GBまでの制限があり、それを超過すると低速モードになってしまいます。同様に、「ピカラ光」では、直近3日間のデータ送信(アップロード)通信量の合計が150GB以上になった人に対して通信制限を設けています。

 

参照:KDDI光ファイバーサービス「auひかり」における大量データ送信制限の開始について

参照:ピカラの通信制限について

 

このように光回線の利用に制限を設ける光回線業者がある一方で、無制限に利用できる光回線業者もあります。たとえば、NTTドコモが運営する「ドコモ光」が挙げられます。ドコモ光のプロバイダである「OCNインターネット」では、無制限でデータを使うことができるため、仕事や趣味で動画などの大量データを使う場合にも安心してインターネットを利用することができます。さらに、IPoE方式(IPv4 over IPv6)のインターネット接続を標準提供しているので、インターネット利用者で混雑する19~23時の夜間帯も通信の混雑による影響を受けることなくインターネットを楽しむことができます。

次に光回線のメリット・デメリットをみていきましょう。

 

光回線のメリット

通信速度が速い

光回線は、現在ある通信方法の中でも最も通信速度が速い回線です。これは、物理的な光ファイバーケーブルを通じてデータの送受信を行うため、無線通信を行うモバイルWi-Fiルーターやホームルーターなどのモバイル回線と違い、遮蔽物の影響を受けずにデータの送受信を直線的に行うことができるからです。

通信の安定性が高い

光回線は通信の安定性でも、モバイル回線より優れています。これは無線によるデータの送受信が関係しています。無線で電波を送受信するということは、途中に壁や仕切りなどの遮蔽物があった場合、通信が遮られてしまうことになります。さらに、電子レンジなどの電子機器が置いてある場合は互いに電波干渉しあう可能性もあるので通信状態が不安定になることもあります。

 

光回線のデメリット

持ち運びができない

光回線は、自宅や職場などの固定の場所に回線を敷くため、モバイルWi-Fiルーターのように持ち運びができません。そのため、出張などが多く、外出先でも気軽に通信を行いたいという人はインターネット回線の利用場所が固定される光回線ではなく、モバイルWi-Fiルーターなどを利用するとよいでしょう。

 

工事が必要

光回線は、光ファイバーケーブルを引くための開通工事が必要になります。戸建てやマンションを購入している人であれば、工事へのハードルは高くありませんが、賃貸で工事ができない場合はホームルーターを利用するとよいでしょう。

 

このように、光回線には通信速度や回線の安定性にメリットがありますが、先述のデメリットもあります。これはインターネット通信をどのような状況で利用するかという問題でもあります。そこで、次にモバイルWi-Fiルーターやホームルーターなどのモバイル回線がおすすめな状況をみていきましょう。

 

モバイルWi-Fiルーター・ホームルーターがおすすめな人とは

外出先での利用が多い人

出張などが多く、自宅以外でもインターネットを利用したい人には、モバイルWi-Fiルータがおすすめです。本体にバッテリが内蔵されていますので、充電をすればどこでも持ち運ぶことができ電源が必要ありません。また、モバイルWi-Fiルーターであれば通信が暗号化されているので、フリーWi-Fiのようなセキュリティ面での心配もありません。仕事で利用される方には重要なポイントかと思います。しかし、回線の安定性は光回線には劣るので、自宅では光回線を利用して、外出先ではモバイルWi-Fiルーターという使い分けがおすすめです。

 

自宅の回線工事ができない

光回線の開通のためには、光ファイバーケーブルを引く開通工事が必要になります。戸建てやマンションを購入している人であれば工事へのハードルは高くありませんが、賃貸で工事ができない場合はホームルーターがおすすめです。モバイルWi-Fiルーターのように持ち運びができない反面、自宅内の広範囲で通信することができます。また、転勤などで頻繁に引っ越しをされる方にもおすすめです。引っ越し先で工事が可能かを考慮しなければなりませんし、工事が可能だとしても日数がかかるので、すぐに仕事でインターネット接続が必要な場合は仕事に影響が出てしまいます。

 

まとめ

これまでみてきたように、光回線とモバイルWi-Fiルーター、ホームルーターは、データの送受信が無線によって行われるのか否かという特性から、それぞれ通信速度、通信の安定性、持ち運びや開通工事の有無という違いがありました。
これらの違いにによる、メリット・デメリットは先述の通りで、生活スタイルに応じて最適な組み合わせを選ぶのがよいでしょう。

通信制限の点でいえば、光回線もモバイル回線もデータ容量については無制限ですが、速度については制限によっては実用が難しいほどに遅くなる場合があります。ドコモ光のプロバイダ「OCNインターネット」であれば、快適なインターネット速度を維持したまま光回線を利用できるので、おすすめです。

編集部

「gooネット回線についての総合情報サイト」の編集部です。 光回線やプロバイダ、Wi-Fiルーターなどネット回線にまつわる情報を幅広く発信しています。みなさまのお役に立てれば幸いです。