ゲームに適した回線速度の目安は?遅いときの改善策もご紹介!
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ゲームに適した回線速度の目安は?遅いときの改善策もご紹介!
オンラインゲームを遅延なく快適にプレイできるかどうかの指標のひとつに、「回線速度(通信速度とも言う)」があります。ただし、回線速度という言葉はよく耳にするものの、「オンラインゲームに必要な速度は?」と問われると、首をかしげてしまう方も多いでしょう。
この記事では、遅延なくオンラインゲームを遊べる回線速度の目安、回線速度が遅くなる原因と改善方法を詳しく解説します。回線速度の計測方法も紹介しているので、ぜひお読みください。
回線速度の見方
オンラインゲームにおいて必要な回線速度について知るために、まずは、回線速度に関する基本的な用語について、解説しましょう。
Mbpsとは
Mbpsとは回線速度の単位で、1秒間にやり取りできるデータ量のことです。単位は「Kbps」「Mbps」「Gbps」の順に大きくなり、それぞれ1000倍となります。たとえば光回線でよく言われる最大速度の1GBpsは1000Mbpsで、1Mbpsなら1000Kbpsという意味です。
後述する回線速度測定サイトなどで回線速度を測る際、基本的に単位は「Mbps」と表示されます。もし「Kbps」で表示される場合は、非常に回線速度が遅い状態なので改善する必要があると考えておきましょう。
Ping値とは
Ping値とはパケットデータを送受信する際の、「伝送遅延時間(レイテンシ)」を数値化した、「遅延値」のことを指します。レイテンシはデータを伝送するときの応答速度であり、人間の体感に近い数値になっています。Ping値は通信品質の安定性を測る重要な指標であり、単位をms(ミリ秒)で表します。
Ping値は数値が小さいほど応答までの時間が短いことを示し、通信安定度が高いとされます。
上りと下りとは
上りや下りは通信の方向を示しており、上りは「アップロード」、下りは「ダウンロード」を意味しています。ゲームにおいては、自分の操作や情報は上り、ほかのプレイヤーの操作やゲーム内の情報は下りです。基本的にプレイ時のデータは、下り(ダウンロード)の方がデータ量は大きくなります。
ゲームのアプリやアップデータ情報をインストールも下りです。特にアプリはデータが大きく、数十GBのデータをダウンロードします。なお上りと下りの回線速度はそれぞれ独立しており、「上りは高いけど下りが低い」といったことがありえます。
重要なのは最大速度より平均速度
回線速度においては、最大速度より平均速度の方が大切になります。光回線の「最大1Gbpsまで出る」というのは理論上の最大速度(理論値)であって、実際に1Gbps出ることはほぼありません。半分の500Mbps出ることもほとんどないのが現状です。
そのため「最大でどれぐらいの速度が出るか」よりも、実際に使っているときに「平均でどれぐらいの回線速度が出ているか」の方が大事になります。
ゲームを快適にプレイ可能な回線速度の目安
では、実際にオンラインゲームをプレイするときに、遅延を感じることなく、快適に操作できる回線速度の目安を紹介します。
ゲームのジャンルによって目安は異なり、FPS(ファーストパーソン・シューティング)ゲームがもっとも回線速度が重要なジャンルです。
FPSとは一人称視点でプレイするシューティングゲームのことで、主なタイトルに「Apex Legends」「レインボーシックスシージ」「コールオブデューティーシリーズ」などがあります。プロゲーマーが多数活躍しており、タイトルによっては公式大会が開催されているほど、高い人気を誇るジャンルです。
なぜFPSで回線速度が重要かというと、プレイヤー同士がリアルタイムで対戦するゲームだからです。FPSでは、一瞬の差が勝敗を分けるシーンが多々あります。回線が遅く遅延がある状態では、その一瞬の差が生まれて負けてしまう可能性が高いため、FPSをプレイするときは回線速度の速さが大切なのです。
回線速度の目安は「30Mbps〜100Mbps」
オンラインゲームに必要とされる回線速度は、プレイするジャンルによって異なりますが、目安としては最低でも30Mbps以上は必要でしょう。できれば、100Mbps以上出ているのが理想と言えます。
前述したFPSゲームのような対戦ゲームは、他ジャンルのゲームとくらべてプレイ中にダウンロードする情報量が多いため速い回線速度が必要です。
実際、Googleからは「オンラインゲームをプレイする場合、100Mbps以上あれば非常に快適」というアナウンスが出ています。FPSでは、プレイ中にほかの全プレイヤーの情報をリアルタイムでダウンロードしているので早く安定した回線速度が必須です。
一方で「ウマ娘」や「モンスターストライク」(マルチプレイ)のようなゲームでは30Mbps出ていれば、問題なくプレイできます。この違いは、プレイ中の操作がリアルタイムで反映されるかどうかです。リアルタイムで対戦を行わないゲームでは、下りの速度が遅めでも十分プレイ可能です。
対戦型のオンラインゲームで、遅延が起こらず快適にプレイできるかは、次に紹介する「Ping値」の方が重要です。
Ping値の目安は50ms以下
オンラインゲームにおいては、回線速度もさることながら、Ping値(レイテンシと表記する場合もある)のが重要です。Ping値とは回線の応答速度のことで、「どれぐらいの遅延があるか」を示しています。単位は「ms(1/1,000秒)」で小さいほど快適です。たとえば30msと15msとでは、後者の15msの方が小さいことになります。
オンラインゲームに必要なPing値は、回線速度と同じくジャンルによって異なりますが、目安として50ms以下であれば、問題なくプレイできます。ただし、FPSゲームならPing値は低いほどよく、15ms以下が理想でしょう。高すぎると、一瞬の隙どころか、まともにプレイできない可能性もあります。Ping値の目安は以下の表です。
【FPSプレイ時の、Ping値の目安】
15ms以下 | 問題なくプレイ可能
遅延はほぼない |
30ms以下 | 特に問題ない
ごくまれに遅延が起こる可能性あり |
50ms以下 | 遅延が起こる可能性がある
快適なプレイは厳しい |
50ms以上 | 遅延が大きい
快適なプレイはできない |
Ping値が高いと、隙が生まれるほかに、「弾抜け」と呼ばれる現象が起こって負けてしまいます。これは「画面に表示されている敵キャラと、実際の位置が異なり、射撃して敵に弾が当たっているのにダメージが入らない」と現象です。不利になることが多いので、Ping値は低くしておくべきです。
FPS以外のゲームはリアルタイムで戦わないため、50ms以下であれば問題なくプレイできます。リアルタイムの対戦でないなら、一瞬の隙で負けることはまずないでしょう。FPSのような対戦ゲームでないなら、Ping値は気にする必要はなく、50msほどでも大丈夫です。ただし対戦ゲームでなくてもPing値が高いと「画面がカクつく」または「遅延が発生し、他のプレイヤーに迷惑がかかる」といったことが起こります。そのため、Ping値は低いに越したことはありません。
また、先ほど「FPSでは下り100Mbpsが理想」と書きましたが、Ping値が小さければ、回線速度は少し遅くても大丈夫です。
Ping値を確認するとき、可能ならJitter値(ジッター値)も見ておきましょう。Jitter値とは「Ping値の揺らぎ」を表す数値です。数値が小さければPing値が安定して、揺らぎにくいことを意味します。
回線速度を計測する方法
ここからは回線速度とPing値の計測方法を紹介します。簡単に回線速度を計測する方法はデバイスによって異なるので、それぞれ解説していきます。
ただし計測結果はあくまでも予測値で、毎回異なる場合があるので複数回計測してみましょう。また時間帯によって違うので、1日に時間帯をずらしてチェックしてください。
Ping値はゲーム内で表示しているので、そちらを参考にしてください。ご自身とゲームサーバー間でのPing値なので、計測サイトよりも信頼性が高いです。Ping値も時間帯をずらして確認しておきましょう。
パソコンの回線速度を計測する方法
回線速度をパソコンで計測する場合は、回線速度を計測するサイトを活用しましょう。「インターネット速度テスト」とブラウザで検索すれば、Googleが提供しているツールで計測可能です。ほかにも以下4つのサイトでも計測できます。
いずれのサイトも、無料で速度の計測が可能です。ただし計測結果はサイトごとに違う可能性があるので、複数サイトでチェックしておきましょう。サイトによってはPing値も計測していますが、ゲーム内で表示される数値とは異なる場合があります。
PS4やPS5の回線速度を計測する方法
PS4やPS5では本体で、以下の手順で計測できます。
1. ホーム画面で「設定」を選ぶ
2. 設定内の「ネットワーク」を選ぶ
3. ネットワーク内の「インターネット接続を診断する」を選べば計測開始
Xbox OneやXbox Series Sの回線速度を計測する方法
Xbox OneとXbox Series Sでも、本体で計測できます。計測する方法は、以下の手順です。
1. ホーム画面から「設定」を選ぶ
2. 設定内の「ネットワーク」を選ぶ
3. ネットワーク内の「詳細なネットワーク統計」を選ぶ
Nintendo Switchの回線速度を計測する方法
Nintendo Switchも同様に、本体で計測できます。手順は以下のとおりです。
1. ホーム画面で「設定」を選ぶ
2. 設定内の「インターネット」を選ぶ
3. インターネット内の「接続テスト」を選ぶ
オンラインゲームが遅くなる理由
ここからは回線速度が遅くなる原因を紹介します。主な原因は以下の8つです。
・パソコンのスペック不足
・ルーターの性能が低い
・ルーターの設置場所に問題がある
・同時接続台数が多い
・LANケーブルの規格が古い
・回線事業者が古い接続方式にしか対応していない
・配線方式がLAN方式やVDSL方式
・ゲームサーバーに問題がある
順番に解説していきます。
パソコンのスペック不足
パソコンでプレイしている人は、パソコンのスペックを確認してください。スペックが低くゲームのプレイに足りない可能性があります。CPU(計算能力)やメモリ(一時処理能力)、グラフィックボード(映像処理)の能力が不足していると処理能力が低く、処理が追いつかず画面がカクついてしまい快適にゲームをプレイできません。ゲームの公式サイトで、各パーツの推奨スペックが介されているので、お使いのパソコンと比較してみてください。新しくゲーミングPCを購入する場合は、以下のようなサイトが参考になるでしょう。
参照:ゲーミングPCの人気おすすめランキング23選【CRコラボPCも紹介!】
ルーターの性能が低い
ルーターが古く性能が低い可能性があります。古いルーターを使っている場合、光回線を利用していても満足な回線速度は出ません。ルーターのWi-Fiには規格がありますので、お使いのルーターを確認してみてください。
Wi-Fi 6 | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps |
Wi-Fi 5 | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps |
Wi-Fi 4 | IEEE 802.11n | 300Mbps |
表を見てわかるようにWi-Fi 4(2世代前の規格)では300Mbpsまでしか出ず、最大で1Gbpsまで出る光回線の性能を生かしきれません。また古いルーターは経年劣化による処理能力の低下も考えられます。処理能力の低下によって、通信速度が低下してしまいます。
ルーターの設置場所に問題がある(無線の場合)
無線で接続している場合、ルーターの設置場所がよくない可能性があります。無線LANは障害物に弱いため、家具の裏や棚の中などにルーターを設置していると、Wi-Fiが不安定になってしまいます。
またWi-Fiには「水に吸収される」「金属に反射する」「家電の電波と干渉する」といった特性があります。これらも、Wi-Fiの電波を弱めてしまう原因です。
加えて、Wi-Fiルーターには2種類の周波数があり、それぞれ特性が異なります。
・2.4GHz:広い範囲に届くが家電の電波と干渉しやすい
・5GHz:家電の電波とは干渉しないが、届く範囲が狭い
設置場所と相性が悪い可能性もあるので、接続している周波数もチェックしておきましょう。
同時接続台数が多い(無線の場合)
自宅内で同時に多くの端末と同時接続していると、回線速度が低下する場合があります。複数のデバイスで回線を分け合い順番待ちになってしまうので、接続台数が多いとつながりにくくなってしまうのです。同時に何台のデバイスが接続されているか確認してください。
LANケーブルの規格が古い
LANケーブルにも規格(カテゴリー)があり、古い場合でも回線が遅くなってしまいます。カテゴリーはLANケーブルに表記されている(たとえばCAT6など)ので、一度確認しましょう。
カテゴリー5では最大通信速度が100Mbpsしか出ず、2023年現在、時代に合っているとは言えません。カテゴリー6以降の規格なら、最大通信速度が1Gbps以上であり、光回線の性能を生かすことができます。
回線事業者が古い接続方式にしか対応していない
「昼や夕方は問題ないが、夜間は遅延しがち」である場合は、契約している回線事業者が最新のIPoE通信に対応していない可能性があります。
IPoE通信が利用できないと、古い接続方式である「PPPoE通信」でしか通信できません。PPPoE通信には「ネットユーザーが増える時間帯での通信が遅くなる」という課題があります。そのため古い規格の接続方式にしか対応していない回線事業者は速度が出にくいのです。
配線方式がLAN方式やVDSL方式(マンションの場合)
マンションの場合は同じ光回線でも物件によって、建物内の配線方式が異なります。配線方式によっては、通信速度や安定度が低くなることを知っておきましょう。配線には以下の3種類の配線方式があります。
・光配線方式:光ファイバーケーブルで配線。最大通信速度1Gbps
・LAN方式:LANケーブルで配線。ケーブルのカテゴリーによって最大通信速度が異なる
・VDSL方式:電話回線で配線。最大通信速度は100Mbps
くらべてわかるとおり、VDSL方式では最大通信速度が100Mbpsと、非常に低くなっています。
光ファイバーの素材はガラスで、光信号で通信ができる一方、VDSL回線は銅線で作られており、光信号より遅いアナログ信号でしか通信ができないのです。そのうえ、ノイズの影響を受けやすいため、VDSL方式では通信が遅いです。
またマンションの配線が光ファイバーケーブルの場合でも、マンションの住人で回線を共有している以上、時間帯によっては回線が遅くなります。夜間などは、混雑が原因で通信が順番待ちになるため、回線速度が低くなってしまうのはある程度仕方がないことでしょう。
ゲームサーバーに問題がある
オンラインゲームのサーバーになにかトラブルが起こっている場合も、プレイ中に遅延が起こります。たとえばサーバーにバグがある場合、バグの内容次第ではプレイに悪影響が出てしまい、まともにプレイできません。特にアップデートによって、新しいコンテンツが追加されたときにバグが起こっています。
また、過去には、アクセスが集中しすぎて、サーバーがダウンしてしまった事例もありました。
もし「動作が異様に重い」、または「サーバーに入れない」といったことが起こった場合、SNSやゲームの公式ホームページで確認してみましょう。
たとえばTwitter上で動作の重さに言及するツイートが多く投稿されているなら、サーバーに問題が発生している可能性が高いです。もしゲームのサーバー側になにかしらの不具合があるなら、こちらでできることはなにもないので運営側が対応してくれるのを待ちましょう
オンラインゲームを快適にプレイするための改善策
最後に回線速度が遅く、オンラインゲームが快適にプレイできないときの改善策を紹介します。方法は以下の8つです。
・同時接続台数を減らす
・ルーターの設置場所を変える
・有線LANで接続する
・最新のルーターで接続する
・Wi-Fiのアクセスポイントを増やす
・スペックの高いパソコンでプレイする
・回線事業者を乗り換える
・ファミリータイプのプランを契約する
すぐにできることもあるので、記事を読みながら試してみてください。
同時接続台数を減らす
まず、現時点で、何台のデバイスがWi-Fiに接続されているかチェックしてください。明らかに使っていないデバイスも接続してあれば、Wi-Fiの接続を切りましょう。
ルーターには同時に接続できる台数が設定されており、接続台数が多すぎると回線が混雑して通信が遅くなってしまいます。使っていないデバイスは電源を切る、またはオフラインにするなどの方法をとりましょう。
有線接続が可能な機器は、有線LANで接続してWi-Fiをつながないようにするのも有効です。
ルーターの設置場所を変える
ルーターの設置場所を変えてみるのも、回線速度の改善を期待できる方法です。前述したとおり、自宅内にはWi-Fiの電波に悪影響を及ぼす、壁や家具などの障害物、水や金属、家電の電波などが、たくさんあります。できるだけ障害物の少ないところにルーターを設置してみてください。おすすめなのはゲーム機やパソコンの近くです。基本的にはルーターに近いほど、Wi-Fiでの通信は安定します。特に5GHzの周波数は家電の電波と干渉しない反面、電波の範囲が狭いです。ゲームをプレイする場所に近い位置にルーターを置けないか検討してください。
なお窓際にルーターを設置するのはおすすめしません。なぜなら直射日光が当たってしまうからです。日光の影響でルーターが高温になって、熱暴走を起こしてしまい回線が不安定になってしまいます。場合によっては故障の原因になってしまうでしょう。ルーターは窓際ではなく、高温になりにくい場所に設置してください。
関連記事:Wi-Fiルーターの置き場所は?自宅でのベスポジやNG場所、おしゃれな置き方も!
有線LANで接続する
Wi-Fiを使って無線で接続している場合は、LANケーブルを使って有線接続できないか確認してください。回線は、無線より有線の方が回線速度とPing値は良好で安定的です。先ほど紹介したとおり、Wi-Fiは周囲環境の影響で不安定になってしまいます。
一方LANケーブルは回線が保護されているので、配線さえできれば周囲環境の影響は受けないので回線は安定的です。薄く平べったい形状のLANケーブルなら隙間を通せるので、ドアの隙間に配線できないか確認してください。ただしLANケーブルは折れると断線の恐れがあるので、折り曲げないように通しましょう。断線してしまったLANケーブルは使えなくなります。
LANケーブルには「カテゴリー」と呼ばれる、以下のような通信の規格があります。
・カテゴリー5
・カテゴリー5e
・カテゴリー6
・カテゴリー6A(6e)
・カテゴリー7
・カテゴリー7A
・カテゴリー8
最新のルーターを使って接続する
長年使っているルーターは、買いかえましょう。前述のとおり、古いルーターは経年劣化による処理能力の低下が原因で、回線が遅くなってしまいます。また規格が古いルーターでは、光回線のスペックを生かしきれません。ルーターの寿命は3~5年と・言われており、5年以上使っているならルーターを買いかえましょう。
買いかえる場合、Wi-Fi 6に対応しているルーターがおすすめです。Wi-Fi 6は最新の規格なので、2023年現在ではもっとも安定した通信が期待できます。
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中継器を使ってWi-Fiの範囲を広げる
ルーターの位置を変えるまたは有線接続ができない方は、「Wi-Fi中継器」を使ってみてください。
中継器とは、Wi-Fiの範囲を拡大する装置です。中継器を使えば、ルーターを移動させなくても通信の安定性向上に期待を持てます。中継器はコンセントに接続するだけなので、簡単に増設可能です。さまざまな部屋で設置して、もっとも回線速度が高くなる場所を探してみてください。
関連記事:Wi-Fi中継器の選び方!使い道に応じた選び方&おすすめ商品4選
スペックの高いパソコンでプレイする
パソコンでゲームをプレイしている方は、ゲームの公式サイトで公表している推奨スペックと、お使いのパソコンスペックを比較してください。もしスペックが足りていないなら、ゲーミングPCへの買いかえやメモリ増設、ハードディスクの容量増設を検討しましょう。スペックが低すぎると、快適にプレイできません。
ゲームをプレイするのに特化したゲーミングPCに買いかえるのがおすすめです。ゲーミングPCならゲームを快適にプレイできるほどのスペックを、最初から搭載しています。もし近所にゲーミングPCを取り扱っているパソコン専門店や家電量販店があるなら、一度見に行ってみましょう。
回線事業者を乗り換える
契約している回線事業者が「IPoE通信」に対応していないなら、乗り換えることをおすすめします。IPoE通信に対応していないと、古い通信規格の「IPv4 PPPoE通信」しか利用できません。IPv4 PPPoEで接続する場合、夜や休日のようなアクセスが集中する時間帯では通信速度が大幅に低下してしまいます。
IPoE通信であれば混雑を回避して通信するので、夜間帯や休日でも通信速度の低下を起こすことなく快適にゲームをプレイ可能です。
回線事業者によってはIPoE通信が有料であったり、利用する際に手続きが必要だったりする場合があります。
関連記事:ゲームにおすすめの光回線はどれ?快適にゲームをするために必要なこととは
ファミリータイプのプランを契約する(マンションの場合)
マンションに住んでいる方はファミリープラン(戸建て用プラン)で契約できるか、大家や物件のオーナーに確認してみましょう。戸建てプランで契約できれば、自宅まで直接光ファイバーケーブを引きもめます。
VDSL方式のマンションでも、直接回線を通すことで最大1Gbpsの通信が可能です。マンションでも許可をとってファミリータイプ(戸建て用プラン)で契約をすれば、速い回線が使えるので一度聞いてみましょう。
注意点として、マンションで戸建てプランを契約する場合、管理会社またはオーナーの許可が必要です。物件に穴をあける工事が必要なため、無許可では契約できません。また住んでいる場所によっては工事が不可能な場合もあります。
関連記事:光回線の利用には工事が必要!かかる費用や確認するべきこととは
まとめ
オンラインゲームをプレイするうえでは、回線速度の高さが重要です。低すぎると遅延が発生して快適にプレイできません。回線速度を計測するときには、遅延の大きさを示すPing値もあわせて確認しておきましょう。Ping値はゲーム内で確認した方が正確です。
回線速度が遅いと感じたときは、回線を強化しましょう。具体的には「ルーターの設置場所を見直す」「LANケーブルで有線接続する」「ルーターを買いかえる」といった方法があります。パソコンでプレイしている方は、パソコンのスペックを見直しましょう。
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