1. TOP
  2. インターネット回線とは?回線の種類と選び方、おすすめの回線をご紹介

インターネット回線とは?回線の種類と選び方、おすすめの回線をご紹介

インターネット回線とは?4つの選び方とおすすめ回線をご紹介

「光回線とかモバイル回線とかよく聞くけど、違いがよくわからない」
「インターネット回線はどれを選べばよいのかわからない」とお悩みではありませんか?
本記事では、このようなお悩みをお持ちの方に向けて、インターネット回線にはどういう種類があるのか、何を基準に選べばよいのかなど含めて、おすすめの回線をご紹介します。

 

インターネット回線にもいくつか種類があります。通信速度や安定性、利用する環境など様々な角度から比較検討し、用途に合った回線を選べるよう紹介していきます。

インターネット回線とは?

「インターネット回線」とは、インターネットに接続するための物理的な回線設備のことです。
そして、インターネット回線のサービスを提供する会社を回線事業者といいます。代表的な会社を挙げると、NTT東日本・西日本、NTTドコモ、KDDI、SoftBankなどがあります。インターネット回線は文字通り、インターネットを利用するための物理的な回線ですが、これだけではインターネットを利用することができません。インターネットを利用するためには、回線をインターネットに繋げる必要があり、その橋渡しの役割を担うのがプロバイダになります。

 

つまり、インターネット回線を選ぶのはもちろんですが、プロバイダも選ばなければインターネットを利用することができません。ただ、昨今は後述する「光コラボレーションモデル」によって、回線事業者とプロバイダ事業者が一体型となったサービスもあります。

まずは、インターネット回線にはどんな種類があるのか、4つの主な回線について解説していきます。

インターネット回線の種類には何がある?

インターネット回線は主に以下の4つの種類があります。

  • 光回線
  • モバイル回線
  • ADSL
  • CATV(ケーブルテレビ)

 

それでは、1つずつみていきましょう。

※電話網を活用したISDN回線もありますが、現在、主流ではないため本記事では割愛させていただきます。詳細は公式サイトをご確認ください。

 

光回線

光回線とは、光ファイバーを利用してデータを送受信する通信回線です。光ファイバーはガラスやプラスチックでできた細い透明なケーブルの光ファイバーケーブルで光を通します。光の屈折や反射を利用した光信号で高速なデータ通信が可能で、従来の電気信号に比べて1秒間に送れる信号は約100倍になります。

また、光回線は高速通信のみならず、回線の安定性にも優れています。なぜかというと、光ファイバーケーブルは電磁波の影響をほとんど受けないからです。
高速通信や回線の安定性が求められるオンラインゲームやリモートワークでのオンライン会議などは光回線の利用が前提になると考えた方がよいでしょう。

 

通信速度や安定性に優れている光回線ですが、有線接続のため回線を引き込む工事が必要になります。環境によっては、光回線が利用できないこともあるので注意が必要です。

 

関連記事:光回線の工事に穴あけが必要なケースとは?具体的な工事や注意点も解説

モバイル回線

2つ目のインターネット回線は「モバイル回線」です。

モバイル回線とは、ケーブルを使わず無線でデータを送受信する通信回線です。無線のデータは携帯電話各社の中継局から電波が発せられ、Wi-FIルーターを通じて通信を行います。モバイル回線の最大のメリットは、インターネットを利用するのに場所の制限を受けないことです。また、無線接続のため回線工事も不要です。

 

手軽にインターネットを始められて、場所の制約もないモバイル回線ですが、反面、通信の安定性と速度は光回線に比べて劣ります。これは、無線電波の強弱はルーターの設置場所と利用するデバイスの距離や遮蔽物によって異なるためです。たとえば、ルーターとスマホやパソコンとの距離が近く、周囲に電子レンジなどの電波干渉の影響がある家電がない場合は、安定した通信が期待でますが、逆に3階建ての最上階にルーターを設置して、1階でスマホやパソコンを利用し、その間に壁やドアの仕切りがあると通信が不安定になるかもしれません。ルーターの設置場所については、下記の関連記事に対策方法を紹介しておりますので、参考にしてみてください。

 

関連記事:Wi-Fiルーターの置き場所は?自宅でのベスポジやNG場所、おしゃれな置き方も!

 

ADSL

3つ目のインターネット回線は、「ADSL」です。

ADSLとは、電話回線を利用してデータを送受信する通信回線です。電話の音声に使われてる周波数帯とは別の周波数帯を利用することで、通話と干渉せずに通信を行うことができます。2000年代前半に急速に普及したインターネット回線です。
ADSLは光回線に比べて利用料金が安く、固定の電話回線ががあれば導入がかんたんというメリットがあります。

ただ、現状はデメリットの方が多いインターネット回線になっています。
まず、通信速度は電話回線を使用するため、光回線に比べて約20分の1と遅く、電磁波の影響を受けるため通信の安定性にも問題があります。携帯電話の利用が一般的となった現在では固定の電話回線を利用している方も少ないでしょう。さらに、ADSLのサービス自体が各社終了に向かう方向で進められています。たとえば、NTT東日本・西日本の「フレッツ・ADSL」は2022年1月31日(月)以前に「フレッツ光」提供となっていたエリアについては、2023年1月31日にサービス終了になります。また、その他の全エリアにおいても、 2025年1月31日(金)をもって「フレッツ・ADSL」のサービス提供を終了いたします。詳細は公式サイトをご確認ください。サービス終了後はインターネットが利用できなくなりますので、継続してインターネットを利用する場合は他の回線に乗り換えが必要になります。

 

関連記事:ADSLはサービス終了!他回線のメリットと乗り換え先の選び方

 

CATV(ケーブルテレビ)

CATV(ケーブルテレビ)とは、テレビ放送で使用する同軸ケーブルを利用してデータを送受信する通信回線です。同軸ケーブルは外部の電波やノイズの影響を最小限に抑える作りになっているため通信は比較的安定します。また、ケーブルテレビはテレビ放送を提供するサービスという位置づけのため、建物の構造上、光回線の利用が難しいエリアでも利用できる場合があります。

ただ、ケーブルテレビは同軸ケーブルを利用するため伝送距離が長くなるにつれ電波の減衰が起こりやすいという特徴があります。そのため、通信速度は光ファイバーケーブルに比べると約6分の1と遅いです。

 

インターネット回線の選び方4選!

ここまで、インターネット回線の主な種類と特徴をみてきました。
次に、各回線の特徴を踏まえた上で、回線の選び方をみていきましょう。
インターネットの利用状況は様々なので、単に通信速度の速さと安定性だけがポイントになるわけではありません。

※ADSLは、ここ数年以内にサービス終了の流れがありますので選択肢から除外します。

 

1.通信速度と安定性で選ぶ

まず、インターネット回線を利用する上で重要なのは、快適な通信速度と安定性が見込めるかでしょう。
この点を重視するのであれば、光回線がおすすめとなります。※以下、通信速度はベストエフォートを前提とします。
光回線は、下り(ダウンロード速度)上り(アップロード速度)ともに、通信速度が1Gpsはあります。さらに速さを求めたい方は、たとえば「ドコモ光」では10ギガのプランを提供しており1Gpsの10倍速が見込めます。これは他のインターネット回線に比べると圧倒的な速さです。また、光ファイバーケーブルを利用した有線接続なので、電磁波の影響をほとんど受けず通信の安定性も抜群です。さらに、光回線は基本的に通信制限がありません。モバイル回線は契約プランによっては、一定のデータ上限を超えると、通信速度の低下があります。これらの点を踏まえて、以下の利用シーンでおすすめです。

  • 家族でスマホやパソコンなどデバイスを複数台同時に利用
  • 動画視聴やオンラインゲームなどで快適にプレイしたい
  • 通信制限を気にせず、快適なインターネットを楽しみたい

 

2.利用する環境で選ぶ

次に、インターネット回線を利用する環境でみていきます。
光回線のような有線接続のメリットは、通信速度と安定性になりますが、利用する場所や居住環境の制約を受けることになります。
たとえば、マンションの諸事情により光回線の工事が難しい、インターネットの利用は外出先がメイン、などが考えられます。以下の場合は、モバイル回線がおすすめとなります。

 

  • 光回線の工事ができない集合住宅(マンションやアパート)に住んでいる
  • 外出先でよくインターネットを使う

 

モバイル回線にも、自宅内で使用するのであれば「ホームルーター」、外出先で利用するなら「モバイルWi-Fiルーター」というように使い分けをするとよいでしょう。

 

関連記事:自宅におすすめのWi-Fiまとめ!光回線やホームルーターなど詳しく解説!

 

そして、CATV(ケーブルテレビ)はテレビ放送がサービスの主体となるため、インターネット回線は副次的なサービスと捉えるのがよいでしょう。理由は、光回線ほど通信速度と安定性が優れているわけではなく、また、モバイル回線のように外出先でのインターネット利用ができないからです。

おすすめするのは以下の場合です。

  • インターネットをあまり利用せず、既にCATV(ケーブルテレビ)と契約している
  • 地上波やBS以外の専門チャンネルを視聴したい

インターネット回線は結局どれがいい?

インターネット回線のさまざまな選び方を踏まえると、「光回線」がおすすめだと言えます。
通信速度や安定性で優れており、通信制限がないことを考えると、幅広い方々におすすめできます。
インターネットの利用頻度が低い方や、回線工事ができない等のやむを得ない理由がない限りはぜひ「光回線」を利用してみてください。

 

おすすめの光回線はNTTドコモの「ドコモ光」

光回線のサービスを提供している会社が数多くある中で、どの会社のサービスを選ぶのがよいか。
これについての回答は、ずばりNTTドコモの「ドコモ光」になります。

 

なぜかというと、基本的にサービスの良し悪しは利用者数に比例するからです。
この点、ドコモ光は回線契約者数も700万人を突破(2021年2月 ドコモ調べ)し、業界最大手です。
利用者数が多いということは、それだけ支持されている証明でもあります。

 

そして、インターネットの利用にはプロバイダとの契約が必要ですが、こちらについても同じNTTドコモが運営する「OCNインターネット」を選ぶのがよいでしょう。運営母体の信頼性はもとより、OCNインターネットでは、次世代インターネット接続方式のIPoE通信を標準提供しており、これまで通信混雑が緩和され、快適なインターネット環境を利用することができます。くわえて、光回線の性能を最大限発揮できるようWi-Fi 6対応ルーター(WX3000HP2)も無償レンタルが可能です。光回線を契約しただけでは、通信速度が出ない場合もあります。この点、対応するルーターにも配慮してくれるのは助かります。

 

さらに、インターネット接続の設定まで自宅まで訪問して無料でサポートしてくれるOCN開通とことんサポートというサービスも初回無料にて提供しています。光回線を選ぶ場合はプロバイダもセットで検討してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

今回はインターネット回線には、どんな種類があるのか、回線ごとの特徴や選び方について紹介しました。
人によってインターネットの使い方や環境も異なるので、回線を選ぶ際の参考にしてみてください。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

編集部

「gooネット回線についての総合情報サイト」の編集部です。 光回線やプロバイダ、Wi-Fiルーターなどネット回線にまつわる情報を幅広く発信しています。みなさまのお役に立てれば幸いです。