
「どうすれば光回線をお得に乗り換えできるの?」「失敗しないで済むの?」と思っている人は、まずは「どんなキャンペーンがあるか」を把握しておきましょう。キャンペーンを活用することで、実質月額料金を安くすることにもつながります。この記事では、さらに詳しい光回線のお得な選び方や、失敗しないための注意点などをまとめています。
光回線をお得に乗り換えたい時は、以下の3つの選び方を意識しておくと良いでしょう。
選び方の内容をそれぞれ詳しく解説します。
お得に光回線を乗り換えるために欠かせないポイントは、キャンペーンの有無です。キャッシュバックがあったり初期費用が無料になったり、光回線によって内容は異なります。期間も限られているので、キャンペーンがあったら「お得になるかどうか?」よく考えて選んでいきましょう。
「実質月額料金」とは、契約期間中に支払う月額料金や初期費用、またはキャッシュバックなどを足し引きした総額を、契約月数で割ったものです。単純な「月額料金」で比較しないのは、「実際に自分が感じる金額的な負担」が元の月額料金とイコールにならないからです。実質月額料金での比較の方が、実際のお得度を把握しやすい特徴があります。なお、詳しい計算式は以下の通りです。
実質月額料金=(月額料金×契約月数+端末代+初期費用-割引)÷契約月数
※初期費用=契約事務手数料、開通工事費など
※月額料金=ユニバーサルサービス料を含む
月額料金を見て、「本当にお得なのかな?」と感じる時は、実質月額料金で見るようにすると良いでしょう。
あなたにとって、満足のいく通信速度が出るかを考えるのは、非常に大切なポイントです。そもそも「お得な光回線」はどういうものかと言うと、お金があまりかからない、というのは当然だと思います。さらに言うと、コスパの良さもお得感に大きく関わってくる要素ではないでしょうか?例えば、「安い光回線に乗り換えたら、以前の光回線より明らかに通信速度が遅くなった!」これでは遅い速度の代わりに料金が安くなったようなものですから、手放しにお得とは言いづらいです。乗り換えを希望する光回線では、実際どれくらいの通信速度が出ているのかを、一度確認してみるといいでしょう。(参考:みんなのネット回線速度(みんそく) )
「光回線の乗り換え」と簡単に言っても、厳密には種類が3つに分かれています。
乗り換えの種類について詳しく見ていきましょう。
「転用」とは、フレッツ光から光コラボレーション(以下、光コラボ)に乗り換えることです。光コラボというのは、NTT東日本・西日本が持つ「フレッツ光回線」を別の事業者が借り受けて、プロバイダサービスと一本化して提供するもの。2015年に光コラボの仕組みがスタートして、提供先が一本化したことなどによる安いプランや、お得なキャンペーンによって注目を集めました。光ケーブルをそのまま利用できるので、基本的に手続きだけで済みます。具体的な転用の流れは以下の通りです。
フレッツ光自体は、転用先の光コラボから案内された「切り替え日」に、自動で光コラボに切り替わるので問題ありません。しかし、元々契約していたプロバイダは別途解約を申し出ないと契約したままになってしまうので、忘れないように申し出ておきましょう。(参照:NTTレゾナント「転用承諾番号とは何ですか?」)
「事業者変更」というのは、基本的に光コラボから別の光コラボに乗り換えることを指します。転用の場合と同様にフレッツ光回線を引き続き利用するので、手続きだけで済みます。手続きの流れは以下の通り。
事業者変更承諾番号は、転用承諾番号とほぼ同じもので、番号発行元がフレッツ光(NTT東日本・西日本)かそうでないかの違いだけです。事業者変更承諾番号を使用し、乗り換え先として希望する光コラボに申し込み。案内された切り替え日に、新しい光コラボへ自動で切り換わります。ちなみに、光コラボからフレッツ光への乗り換えも、厳密には事業者変更に該当します。
「新規契約」とは、光ケーブルごと新しいものに変えて光回線を乗り換えることです。基本的に「独自回線が絡んでいれば新規契約」と覚えておけば問題ありません。独自回線は、フレッツ光回線ではなく、NTT東日本・西日本以外の事業者が独自に引いた光ケーブルを利用しています。新規契約の流れは以下の通りです。
新規契約の場合は、光ケーブルを新しく切り替えるため「開通工事」が必要です。別途プロバイダを契約している場合は、プロバイダにも解約を忘れず申し出ておきましょう。
光回線を乗り換える際に気を付けておきたい注意点は、以下の3つです。
注意点をそれぞれ見ていきます。
乗り換える手順を間違えないというのは、特に「新規契約」の際に気を付けておきたいポイントです。新規契約の場合は開通工事が必要です。工事までどれくらい待つことになるかは、状況によって異なります。工事予定日が分からないまま乗り換え元に解約を申し出てしまうと、空白期間(インターネットを利用できない期間)が出来てしまう恐れも。そうならないよう、あらかじめ乗り換え先に申し込んで工事予定日を聞いてから、乗り換え元に解約を申し出て「解約予定日」を指定しましょう。
光回線には、契約期間を設けているものが多く、契約期間中に解約すると違約金がかかる場合があります。また契約期間満了になると、自動更新になる場合がほとんど。契約満了月(またはその翌月など)に解約すれば違約金はかかりません。「解約のタイミングが違約金のかかる月なのか?かからない月なのか?」「そもそも違約金は設けられているのか?」をよく確認しておきましょう。
新しい光回線に乗り換えたあと、これまでの電話番号がそのまま使えるかどうか、不安ではないでしょうか?結論としては、「光電話」で新規発行した電話番号、つまり光回線の契約と同時に発行した電話番号でなければそのまま使えます。ちなみに光電話は事業者によって「ひかり電話・IP電話」など呼び方が異なります。(参照:IT用語辞典e-Words「光電話」)NTT東日本・西日本が発行したアナログの固定電話(加入電話)の電話番号を、そのまま光IP電話でも使っていた場合は問題ありません。
お得に光回線を乗り換えたいと考えている人が、検討してまず損はないと言えるのが光コラボ「OCN 光」です。Oまた下の表のように、キャンペーン開催も豊富に実施しています。
キャンペーン名 | IPoEアドバンス超快適☆トライアルキャンペーン | 新生活応援キャンペーン |
---|---|---|
期間 | ~2022年5月9日 | ~2022年5月9日 |
内容 | IPoEアドバンスの料金が最大3カ月間無料 | 事務手数料・新規工事費・最大6カ月間の月額基本料金が無料 |
対象者 | IPoEアドバンス新規利用者 | 2年自動更新型割引の利用者 |
※IPoEアドバンス:安定した通信と言われている「IPoE方式」を、さらに安定性を高めて提供する有料オプション(参照:IPoE協議会「IPoE方式について」)
※工事内容によっては新規工事費が完全無料とならない場合あり
お得な乗り換え先を探している人は、まず覚えておいて損はないでしょう。
この記事で紹介してきた光回線の乗り換えについてまとめると、以下の通りです。
特に、キャンペーンがあるかどうかは、お得度に大きく関わってきます。また、思いがけず解約の違約金がかかるなんてことのないように、紹介してきた注意点を覚えて乗り換えに活かしてほしいと思います。